「犯罪被害者の声が聞こえますか」
犯罪被害者の声が聞こえますか (新潮文庫 ひ 25-1)
(その後追記あり 05/05)
偶然、書店の店頭で目に付き、手にとってみた本です。
この本の中で告げられていた言葉・・「事件の被害者であるのに、
事件後、何の救済もなく棄民扱いされるのがこの国の現状である」
といっているのが非常に胸に刺さりました。
どういうことかというと、国の税金のなかで、被害者より加害者の
方に使われるお金の方が、なんと50倍以上にもなるらしいのです。
確かに加害者にしかるべき裁判を受けさせ、更生を促すことは大事
だし、必要なことだとは思うのですけど。
それ以上に、まずは被害者の救済&援助があってしかるべきなのに、
実際は医療費すら保険適用外で、全額自己負担という悲惨な現実を
はたしてどれだけの人がご存知でしょうか?≪↓↓↓≫
なんだか、この国の場合、罪なき被害者=国民の為というより、
警察・検察・裁判所・刑務所等、「犯罪者に関わるお役人主体」の
視点で、より多くの税金が投入されてる気がします。
また、年金問題や新しい高齢者医療制度など、最近クローズアップ
されている様々な問題にしろ、長年に渡って、一部の権力者や役人
優先というスタンスが根付いてしまっているから、弱者にばかり
しわ寄せがきてしまっているように思えてならないのです。
国民の辛抱強さがかえって災いして、先進国といわれる国の中では、
いつの間にか、日本は一番弱者に優しくない国になってしまって
いないでしょうか?
この本の中で取り上げられ、紹介されているのはごくごく一部の
件にすぎないけれども、ある日を境に、平凡な日常から一転して、
地獄のような苦しみに満ちた日々に突き落とされてしまった犯罪
被害者の苦悩が生々しく綴られています。
たとえば、医療費すらも傷を負わせた加害者本人が負担すべきもの
として、公的医療保険の対象外となるらしく、加害者に支払い能力が
なければ、結局は被害者自身がやむなく自腹で賄うしかない・・。
そんなにわかには信じがたい状況が、もうずっと被害者にとっては
あたりまえだったらしいのです。
ほんの数年前に、全国の被害者が団結し声をあげ、「犯罪被害者等
基本法」が制定されるまでは・・。
交通事故などでも加害者の任意保険、雇用者の労災保険のどちらか
が適用される場合だと、公的な健康保険は使えないことが多く、
いったん全額が本人の自己負担となります。
犯罪の場合も同様で、加害者がいる場合、加害者本人が負担すべき
ものとして、医療保険の適用外となるらしいのです。
膨大な時間と労力を使って、加害者を相手に損害賠償訴訟を起こし
ても、充分な支払い能力のないケースがほとんどで、実際に
そこそこ賠償金を手にできるのは、全体のほんの1割程度だそうです。
とにかく、年々通り魔的な犯罪が増えるなか、こういうことは、
「まったく自分には関係ない他人事」として、目を背け、耳を塞いで
いればいいことではないと思います。
例えば、地球温暖化が徐々にクローズアップされ、実際、毎年
何人もの人が、お年寄りだけでなく、若い人ですら熱中症で亡く
なっている事実があります。
「今年ははたして自分の親は・・子供は大丈夫だろうか?」
これから、年々こうした思いを抱く人は少なくないでしょう。
こういうことも結局は、多くの人が「そのうちに誰かが何とか
してくれるだろう」と漠然と考え、何十年もの間、何もして
こなかったツケがとうとう回ってきた結果ではないでしょうか?
今すぐ、何かできなくとも、納税者の一人として、まずは
こういう現実を知ることが大事ではないかと思います。
民主主義においては、主権者である国民の無知は致命的です。
一般大衆が賢くなければ、社会もなかなかよくはならないから
です。
何と言っても今は、一般人の多くが読み書きすらできなかった
時代ではないのです。
≪そして、地球と同じくらい、人間も病み始めている・・≫
昨今、特に通り魔的凶悪犯罪が起きる度、警察の不手際を責める
声や、少年といえど厳罰化を求める声を聞きますが、それ以前の
問題として、誰も加害者や被害者にならずにすむよう、心のケア
を手厚くして、心を病む人を減らすことをまず考えるのが大事だ
と思います。
私たちの納める大事な血税ですから、なるべくなら裁判や
刑務所といった方面に使われるお金を減らし、今後の少子化・
高齢化社会に向け、少しでも医療や福祉の方へ回していただき
たいものです。
(その後追記あり 05/05)
偶然、書店の店頭で目に付き、手にとってみた本です。
この本の中で告げられていた言葉・・「事件の被害者であるのに、
事件後、何の救済もなく棄民扱いされるのがこの国の現状である」
といっているのが非常に胸に刺さりました。
どういうことかというと、国の税金のなかで、被害者より加害者の
方に使われるお金の方が、なんと50倍以上にもなるらしいのです。
確かに加害者にしかるべき裁判を受けさせ、更生を促すことは大事
だし、必要なことだとは思うのですけど。
それ以上に、まずは被害者の救済&援助があってしかるべきなのに、
実際は医療費すら保険適用外で、全額自己負担という悲惨な現実を
はたしてどれだけの人がご存知でしょうか?≪↓↓↓≫
なんだか、この国の場合、罪なき被害者=国民の為というより、
警察・検察・裁判所・刑務所等、「犯罪者に関わるお役人主体」の
視点で、より多くの税金が投入されてる気がします。
また、年金問題や新しい高齢者医療制度など、最近クローズアップ
されている様々な問題にしろ、長年に渡って、一部の権力者や役人
優先というスタンスが根付いてしまっているから、弱者にばかり
しわ寄せがきてしまっているように思えてならないのです。
国民の辛抱強さがかえって災いして、先進国といわれる国の中では、
いつの間にか、日本は一番弱者に優しくない国になってしまって
いないでしょうか?
この本の中で取り上げられ、紹介されているのはごくごく一部の
件にすぎないけれども、ある日を境に、平凡な日常から一転して、
地獄のような苦しみに満ちた日々に突き落とされてしまった犯罪
被害者の苦悩が生々しく綴られています。
たとえば、医療費すらも傷を負わせた加害者本人が負担すべきもの
として、公的医療保険の対象外となるらしく、加害者に支払い能力が
なければ、結局は被害者自身がやむなく自腹で賄うしかない・・。
そんなにわかには信じがたい状況が、もうずっと被害者にとっては
あたりまえだったらしいのです。
ほんの数年前に、全国の被害者が団結し声をあげ、「犯罪被害者等
基本法」が制定されるまでは・・。
交通事故などでも加害者の任意保険、雇用者の労災保険のどちらか
が適用される場合だと、公的な健康保険は使えないことが多く、
いったん全額が本人の自己負担となります。
犯罪の場合も同様で、加害者がいる場合、加害者本人が負担すべき
ものとして、医療保険の適用外となるらしいのです。
膨大な時間と労力を使って、加害者を相手に損害賠償訴訟を起こし
ても、充分な支払い能力のないケースがほとんどで、実際に
そこそこ賠償金を手にできるのは、全体のほんの1割程度だそうです。
とにかく、年々通り魔的な犯罪が増えるなか、こういうことは、
「まったく自分には関係ない他人事」として、目を背け、耳を塞いで
いればいいことではないと思います。
例えば、地球温暖化が徐々にクローズアップされ、実際、毎年
何人もの人が、お年寄りだけでなく、若い人ですら熱中症で亡く
なっている事実があります。
「今年ははたして自分の親は・・子供は大丈夫だろうか?」
これから、年々こうした思いを抱く人は少なくないでしょう。
こういうことも結局は、多くの人が「そのうちに誰かが何とか
してくれるだろう」と漠然と考え、何十年もの間、何もして
こなかったツケがとうとう回ってきた結果ではないでしょうか?
今すぐ、何かできなくとも、納税者の一人として、まずは
こういう現実を知ることが大事ではないかと思います。
民主主義においては、主権者である国民の無知は致命的です。
一般大衆が賢くなければ、社会もなかなかよくはならないから
です。
何と言っても今は、一般人の多くが読み書きすらできなかった
時代ではないのです。
≪そして、地球と同じくらい、人間も病み始めている・・≫
昨今、特に通り魔的凶悪犯罪が起きる度、警察の不手際を責める
声や、少年といえど厳罰化を求める声を聞きますが、それ以前の
問題として、誰も加害者や被害者にならずにすむよう、心のケア
を手厚くして、心を病む人を減らすことをまず考えるのが大事だ
と思います。
私たちの納める大事な血税ですから、なるべくなら裁判や
刑務所といった方面に使われるお金を減らし、今後の少子化・
高齢化社会に向け、少しでも医療や福祉の方へ回していただき
たいものです。
2008_04_12
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